歴史
サンフランシスコ・ベイエリアを中心とする北部と、農業が盛んな中部、ロサンゼルス~サンディエゴ帯を中心とする南部に分かれる。ベイエリアにはシリコンバレーが含まれ、全米で最も経済的に進んだ地域のひとつである。ロサンゼルスはハリウッドを抱えるなど、エンターテイメント産業の世界的中心である。
名前は16世紀~18世紀の欧州で太平洋上に存在するとされ、一種の理想郷と信じられていた伝説上の島カリフォルニア島(メキシコのカリフォルニア半島も同じ語源で、もともとは島と考えられていた)に由来。
アジアやメキシコに近いため、移民が多い。移民はそれぞれの居住区に固まる傾向が強く、「民族のサラダボウル」という形容が当てはまる。チャイナタウン、コリアンタウン、リトルトーキョー、リトルサイゴン、リトルインディアなどが有名である。なかでも隣接したメキシコからの移民が多く、スペイン語は州準公用語となっている。
南部の多くはかつてメキシコの領土で、元々はスペイン人によって開拓されたが、1848年の米墨戦争の結果、ニューメキシコとともにメキシコからアメリカに1,500万ドルで割譲され、アメリカ領となった(同時にテキサスのアメリカ領有も確定した)。そのため、カリフォルニア州にはスペイン語由来の地名が非常に多い。
後にアメリカ合衆国大統領となった、ロナルド・レーガンはカリフォルニア州知事を経験している。2003年10月には、俳優でオーストリア生まれのアーノルド・シュワルツェネッガーが州知事に当選し、2011年1月まで勤めた。
名称の由来
「カリフォルニア」という名称は当初、今日のカリフォルニア州に加えてネバダ州、ユタ州、アリゾナ州およびワイオミング州の一部とメキシコのバハ・カリフォルニア半島からなる地域を指していた。
カリフォルニアの語源は黒人のアマゾン族の人々が住み、女王カリフィア(恐らくはカリフが語源[5])が支配する空想上の天国から派生したというのが最も普通に信じられている。カリフィアの神話は、スペイン人冒険家で作家のガルチ・ロドリゲス・デ・モンタルボによって騎士道物語『アマディス・デ・ガウラ』の続編として書かれた1510年の作品『エスプランディアンの功績』に記録されている。モンタルボに拠れば、女王カリフィアの王国はグリフォンなど奇妙な怪獣が住み、金が豊富な遠隔の土地であるとされていた。
インドの右手にはカリフォルニアという名前の島があり、地球上の天国の一部に大変近い。黒人の女性が住んでおり、一人も男は居ない。アマゾン族の様式で生活している。彼女達は頑健な体をしており、強く情熱的な心と偉大な美徳がある。この島自体は目立つゴツゴツした岩のために世界でも最も荒々しい島の一つである。その武器は全て金で作られている。島のどこにも金や高価な石で溢れ、その上に他の金属は見つからない。
カリフォルニアという地名はアメリカ合衆国でヨーロッパ人が着けた地名としては5番目に古く今も使われているものであり、エルナン・コルテスの命令で1553年にバハ・カリフォルニアの南端に上陸したディエゴ・デ・バセラとフォルトゥン・ヒメネスが率いたスペイン遠征隊によって「カリフォルニア島」として命名された。